神奈川県の公立高校入試で使われる内申点は135点満点。そのうち45点は、中学2年生の成績で決まります。

「受験はまだ先」「中3から頑張ればいい」。中2の保護者の方からよく聞く言葉ですが、神奈川県では少し事情が違います。中2の学年末の通知表は、そのまま高校入試の資料になるからです。

中2の学年末の成績(9教科×5段階=45点満点)は、
神奈川県の公立高校入試で、そのまま内申点として使われます。

この記事では、中2の内申点がいつの成績で決まるのか、計算のしかた、志望校ごとにどのくらい必要なのか、そして内申が低い・下がったときにどうすればいいのかを、川崎市周辺の高校の合格者データを使ってまとめました。

中2の内申点は、いつの成績で決まる?

入試に使われるのは、中2の学年末(3月)の通知表です。

川崎市立の中学校は前期・後期の二学期制なので、中2の後期、つまり今の時期から3月までの学習が、学年末の評定に大きく関わってきます。後期中間テスト(例年11月中旬〜12月上旬ごろ)と後期期末テスト(2〜3月ごろ)の2回が、大きな山場です。

学年 入試に使われる成績 配点
中1 使われない 0点
中2 学年末(3月)の9教科の評定 45点
中3 後期中間の時点(三学期制は2学期)の9教科の評定×2 90点

中1の成績は、共通選抜の内申点には入りません。ただ、中1で身につけた内容がわからないまま中2の単元に進むと、中2の成績にそのまま響きます。中3の成績が決まる時期については「中3の内申点はいつまで?」でくわしく書いています。

中2の内申点の出し方

計算はかんたんです。中2の学年末の通知表で、9教科の評定(1〜5)を足すだけです。

通知表の例 中2の内申点
オール3 27点
オール4 36点
5教科が4、実技4教科が3 32点
5が5つ、4が4つ 41点

ポイントは、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)も、国語や数学とまったく同じ1点だということ。神奈川県は実技教科を2倍にする計算ではありませんが、9教科が同じ重みで足されるので、実技で「3」が並ぶとそれだけで差がつきます。

ちなみに、中2の内申1点を入試当日の5教科の点数に換算すると、内申4:学力検査6の高校で約2.5点分、5:5の高校で約3.7点分になります。9教科すべてで1つずつ上がれば、5:5の高校なら当日33点分です。

志望校別|中2でどのくらい内申が必要?

「中2の内申の平均は?」と聞かれることがありますが、県全体の平均は公表されていません。そこで、もっと役に立つ数字として、実際に合格した人の内申を見てみます。

神奈川全県模試の調査をもとにしたデータを、みやうち塾の高校別の記事からまとめました。

高校 合格者平均内申
(135点満点)
合格者の中2の内申
(45点満点)
多摩 124.7 40.3
新城 121.3 40前後(目安)
橘 111.3 37前後(目安)
高津 101.0 31.9
住吉 99.3 31.0

※多摩は2026年春、その他は直近の合格者平均です。太字は公表データ、「目安」は合格者平均内申を3で割った数字です。合格ラインではありません。

新城や多摩を目指すなら、中2の時点で40前後(5が4〜5つ、残りが4)。住吉や高津なら31〜32(オール3のうち4〜5教科が4)が、合格者の平均的な水準です。

それぞれの高校の当日点の目安は、多摩・新城・高津の記事を見てください。

中2の内申が低い…それでも間に合う理由

上の表をもう少しくわしく見ると、気づくことがあります。

合格者の平均 中2の内申 中3の内申
(45点に換算)
伸び
多摩 40.3 42.2 +1.9
高津 31.9 34.6 +2.7
住吉 31.0 34.2 +3.2

合格した人たちは、中2から中3にかけて内申を平均2〜3点上げています。最初から完璧な内申だったわけではないんです。

しかも中3の成績は2倍で計算されます。たとえば中2の内申が志望校の合格者平均より3点低くても、中3で合格者平均を1.5点(教科でいえば1〜2つ)上回れば、合計で追いつけます。

ただし、これは「中2の後期から動き出した場合」の話です。中3の夏まで何もしなければ、中3の成績も中2と同じところに落ち着いてしまうことがほとんどです。

今の通知表で、志望校まであと何点?

中2の通知表と志望校を送っていただければ、合格者平均との差と、中3で上げたい教科を無料でお伝えします。

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中2の内申が下がるのはなぜ?

「中1のときはよかったのに、中2で下がった」。これも本当によくあるご相談です。原因は、だいたい次の3つのどれかです。

学習内容が一気に難しくなる

数学では一次関数と図形の証明、英語では不定詞・動名詞・比較など、中2では入試でも差がつきやすい単元が続きます。中1の内容があいまいなまま進むと、このあたりで急につまずきます。

部活の中心学年になる

先輩が引退して、中2が部活の中心になります。練習が増え、疲れて帰ってきて、家では勉強できない。テスト前だけ慌てて詰め込むパターンになりがちです。

「まだ受験じゃない」という気のゆるみ

中1ほどの緊張感はなく、中3ほどの危機感もない。いわゆる「中だるみ」です。提出物の出し方が雑になったり、授業中の集中が切れたりと、テストの点以外の評価から下がりはじめることも少なくありません。

中2の今から、学年末までにやること

後期中間・後期期末の2回で、ボーダーの教科を上げる

前期の通知表で「あと少しで上がりそう」な教科を2〜3つ選び、残り2回のテストで集中して取りにいきます。テストの勉強は3週間前から。進め方は「後期中間テストはいつ?3週間の勉強計画表」の計画表が、中2でもそのまま使えます。

提出物と授業の取り組みを立て直す

通知表は、テストの点だけでなく「主体的に学習に取り組む態度」でも決まります。ワークを期限までに仕上げて出す、間違えた問題を解き直して出す。中だるみで崩れやすい部分なので、ここを立て直すだけで評定が戻ることもあります。

冬休みに、中1〜中2前期の苦手をつぶす

中2の冬休みは、受験勉強のために中1・中2の内容を落ち着いて復習できる、最後のまとまった休みです。中3になると、新しい単元と定期テストと模試が重なって、復習の時間はほとんど取れなくなります。数学の一次関数や英語の文法など、つまずいたまま進んでいる単元は、この冬に終わらせておきたいところです。

よくあるご質問

Q. 中1の成績は、まったく関係ないのですか?

共通選抜の内申点には入りません。ただ、中1の内容は中2・中3の土台です。中1でつまずいた単元は、中2の成績にもそのまま影響します。

Q. 私立高校の併願にも、中2の成績は関係しますか?

私立高校の併願優遇は、多くの場合、中3の成績で基準を満たしているかが見られます。ただし学校によっては中2の成績も見ることがあるので、志望校の募集要項で確認してください。

Q. 塾に通い始めるなら、いつがいいですか?

中2の内申が決まる学年末までに間に合わせたいなら、遅くとも冬休みの前までがおすすめです。後期期末テストに向けた対策と、冬休みの総復習の両方に取り組めます。

みやうち塾が、中2の内申対策で選ばれる理由

部活があっても、来られる日に来られるだけ

みやうち塾は通い放題です。部活のある日は短く、休みの日は長く。曜日や回数が固定されていないので、部活の中心学年になった中2でも続けやすい仕組みです。

テスト3週間前から「超勉祭」

学校ごとのテスト範囲に合わせて、定期テストの3週間前から対策を行います。宮内中・西中原中など、近隣の中学校のテストの傾向もふまえて対策します。

1人の講師が5教科をまとめて見る

中2の内申が下がる原因は、教科ごとにばらばらに見ていると見落としがちです。1人の講師が5教科の状況をまとめて把握し、どの教科から立て直すかを一緒に決めます。

中2の学年末までに、やっておきたいこと

  • 神奈川県では、中2の学年末の9教科の評定(45点満点)が、そのまま入試に使われる
  • 川崎市の中学校なら、後期中間と後期期末の2回が山場
  • 合格者の中2の内申は、多摩で40.3、高津で31.9、住吉で31.0
  • 合格者は中2から中3で内申を2〜3点上げている。中2が低くても、動き出せば取り返せる
  • 中2の冬休みは、中1〜中2の苦手をつぶせる最後のまとまった休み

「うちの子の今の内申で、どこを目指せる?」「何から立て直せばいい?」。気になったら、通知表を持ってみやうち塾にご相談ください。

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