「中3の内申って、いつまでの成績で決まるんですか?」

「もう10月だけど、今からでも間に合いますか?」

「部活を引退したばかりで、何から手をつければいいのか……」

10月に入ると、中学3年生の保護者の方から、みやうち塾でもこうしたご相談が一気に増えます。

先に結論をお伝えします。

10月からでも、中3の内申はまだ間に合います。
ただし川崎市の中学校は二学期制なので、勝負は「後期中間」まで。残りはおよそ6週間です。

ネットでよく見る「2学期の期末まで」は、3学期制の学校の話です。川崎市の中学生がそのつもりでいると、気づいたときには入試に使われる成績が出てしまっている、ということが本当に起こります。

この記事では、中3の内申点がいつまでの成績で決まるのか、10月から入試までのスケジュール、通知表1つが入試当日の何点分になるのか、そして後期中間までの6週間で何をすればいいのかを、川崎市の中学生向けに解説します。

中3の内申点はいつまで?二学期制と三学期制の違い

神奈川県の公立高校入試で使われる中3の成績は、学校が三学期制か二学期制かで時期が変わります。

学校の制度 入試に使われる中3の成績
三学期制 2学期(12月)の成績
二学期制(川崎市立の中学校) 後期の途中、後期中間テストの時点までの成績

川崎市立の中学校は、前期・後期の二学期制です。後期中間テストは、例年11月中旬から12月上旬ごろに行われることが多く、その結果を含めた成績が入試用の内申になります。

決まった内申は、12月中旬ごろの三者面談で伝えられるのが一般的です。

川崎市の中3は
「後期中間」までが勝負

テストの日程や評価の締め日は、学校によって違います。まずはお子さんの中学校の予定表で、後期中間テストの日付を確認してください。ここから逆算するのが、すべてのスタートです。

10月から入試までのスケジュール【2027年度入試】

中3の10月から合格発表までの流れを、1つの表にまとめました。

時期 できごと
10月上旬 前期が終わり、後期がスタート(前期の通知表が出る)
10月〜11月 内申を上げられる最後の期間
11月中旬〜12月上旬ごろ 後期中間テスト
12月中旬ごろ 三者面談(内申が伝えられ、志望校・私立併願を相談)
12月中旬以降 私立高校の個別相談(併願優遇の確認)
1月25日(月)〜29日(金) 公立高校の志願申請
2月4日(木)〜8日(月) 志願変更
2月16日(火) 学力検査(入試本番)
2月16日(火)〜18日(木) 特色検査・面接(実施校のみ)
2月26日(金) 合格発表

※1月以降は神奈川県教育委員会が発表した2027年度入試の日程です。10月〜12月の時期は例年の目安で、学校によって異なります。

表を見るとわかるとおり、内申を動かせるのは黄色の部分だけです。12月に三者面談で内申が伝えられたあとは、もう変えられません。

10月からでも間に合う?正直にお答えします

間に合います。理由は3つあります。

  • 中3の成績は2倍で計算される:内申135点のうち90点が中3の成績です
  • 後期中間テストがまだ残っている:評価の材料が、まだこれから出てきます
  • 提出物と授業の取り組みは、今日から変えられる:テスト以外の観点も評定に入ります

ただし、ここは正直にお伝えしておきます。

後期中間の評定は、前期の評価や後期に入ってからの取り組みを合わせてつけられます。6週間で9教科すべてが1つずつ上がる、ということはまずありません。

現実的なのは、「あと少しで上がる」ボーダーの教科を1つか2つ動かすことです。でも、その1つか2つが、入試では大きな差になります。次の章で、それが何点分になるのかを計算してみます。

通知表1つは、入試当日の何点分?

神奈川県の内申点は、中2の学年末(45点満点)+中3の成績×2(90点満点)の135点満点です。

中3の通知表を1教科だけ1つ上げると、内申点は2点上がります。第1次選考では、内申(135点)と学力検査(500点)をそれぞれ100点満点に換算し、高校ごとの比率をかけて合計します。

この仕組みで、通知表1つが入試当日の何点分になるかを、川崎市周辺の高校の2027年度の比率で計算しました。

高校(内申:学力検査) 通知表1つアップ 通知表2つアップ
住吉・橘・多摩(4:6) 約5点分 約10点分
新城・高津(5:5) 約7点分 約15点分

新城や高津を目指すなら、通知表を2つ上げるだけで入試当日の約15点分です。

入試本番の5教科で、今から15点上げるのは簡単ではありません。だからこそ、後期中間までの6週間は「内申を取りにいく」のが一番効率のいい時間の使い方なんです。

※計算は2027年度入試の第1次選考の比率をもとにした目安です(橘・多摩は特色検査あり)。最新の選考基準は神奈川県教育委員会の発表で必ずご確認ください。

後期中間までの6週間、何をする?

後期中間テストが11月中旬にある場合の、6週間の動き方の例です。テストの日付に合わせて、前後にずらして使ってください。

時期 やること
1週目
(テスト6週間前)
前期の通知表で観点別の評価(A・B・C)を確認。上げる教科を2〜3つに絞る。後期中間の日付を確認する
2週目 出していない提出物、やり直しが必要な提出物を洗い出す。授業中の「見える行動」を1つ決めて始める
3〜4週目 後期中間の範囲の学校ワークを1周。実技4教科の作品・レポートを仕上げる
5週目
(テスト2週間前)
ワークの間違えた問題だけを2周目。実技教科の筆記テスト対策を始める
6週目
(テスト1週間前)
テスト範囲を100%終えているか確認。苦手な単元を仕上げ、提出物を期限前にすべて出す

上げる教科は「ボーダー」から選ぶ

9教科すべてを上げようとすると、どれも中途半端になります。前期のテストで、その評定の中では上のほうの点数だった教科が狙い目です。たとえば「3だけど80点近く取れていた」教科は、あと一歩で4に届く可能性があります。

実技4教科は、英語や数学と同じ価値

音楽・美術・保健体育・技術家庭の「3→4」は、英語の「3→4」とまったく同じ2点です。実技教科は筆記テストの範囲が狭いことが多く、作品や提出物の仕上げで評価が変わりやすい教科でもあります。

提出物は「出す」ではなく「仕上げて出す」

今の通知表は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で決まります。テストが80点台なのに4がつかない子は、たいてい3つ目の観点で取りこぼしています。答えを写しただけのワークではなく、間違えた問題に赤で解き直しを書き込んで出す。それだけでも、取り組んだ跡は先生に伝わります。

内申が決まったあとは、当日点で勝負

後期中間が終わったら、気持ちを切り替えてください。

12月から2月16日の入試本番までは、約2か月半あります。ここからは、中1・中2の内容の総復習と過去問で、当日点を積み上げる期間です。

内申が思ったより伸びなかった場合でも、学力検査の比率が高い高校なら十分に取り返せます。くわしくは「神奈川県の高校受験で内申が足りない子は何を優先すべきか」や「内申が取りにくい中学校の特徴と対策」で解説しています。

よくあるご質問

Q. 後期中間テストがない学校はどうなりますか?

定期テストの回数を減らし、単元テストや小テストで評価する中学校もあります。その場合は、単元テストと提出物の比重がそのぶん大きくなります。評価の締め日がいつなのかを、学校の予定表や先生に確認しておきましょう。

Q. 中2の内申が低くても、志望校は狙えますか?

狙えます。中2は45点分、中3は90点分なので、中3で巻き返す余地は十分あります。たとえば中2がオール3(27点)でも、中3でオール4(36点×2=72点)なら、合計99点です。住吉高校の2025年度合格者平均内申(99.3)に近い数字になります。

Q. 私立の併願優遇にも、この成績は関係しますか?

関係します。多くの私立高校の併願優遇は、中3の成績で基準を満たしているかが見られます。12月の三者面談と私立の個別相談で使われるのも、この時期の成績です。基準は学校ごとに違うので、募集要項や学校説明会で確認してください。

Q. 部活を引退したばかりで、勉強のペースがつかめません。

まずは「毎日決まった時間に、決まった場所で勉強する」ことから始めてください。家だとスマホや弟妹がいて集中できない、という中学生はとても多いです。勉強する場所と時間を固定するだけで、勉強量は大きく変わります。

みやうち塾が中3の内申対策で選ばれる理由

通い放題だから、テスト前は毎日来られる

内申を上げるには、テスト前の勉強量が欠かせません。みやうち塾は通い放題なので、後期中間の前は毎日塾に来て、9教科の対策ができます。

1人の講師が5教科をまとめて見る

教科ごとに先生が変わると、「数学は上がったのに英語が下がった」という見落としが起きがちです。みやうち塾では1人の講師が5教科を担当し、どの教科を優先して上げるかを一緒に決めます。

テスト範囲のカバー率を数字で管理

「なんとなく頑張った」では内申は上がりません。テスト範囲をどこまで終えたかを数字で管理し、テスト1週間前には範囲100%を目指します。

まとめ:10月の今が、内申を上げる最後のチャンス

  • 川崎市の中学校は二学期制。中3の内申は後期中間テストの時点までの成績で決まる
  • 後期中間は例年11月中旬〜12月上旬ごろ。10月からなら残り約6週間
  • 10月からでも間に合う。現実的な目標は、ボーダーの教科を1〜2つ上げること
  • 通知表1つは、住吉・橘・多摩なら約5点、新城・高津なら約7点、入試当日の点数に換算できる
  • 内申が決まったら、2月16日の入試本番まで当日点で勝負

「うちの子は、どの教科を上げるのが一番の近道?」

「志望校の比率だと、あと何点必要?」

そんな疑問があれば、みやうち塾にご相談ください。前期の通知表と模試の結果をもとに、後期中間までにやるべきことを一緒に整理します。

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