「多摩高校に行きたいけど、内申はいくつ必要?」

「入試本番では何点取ればいい?」

「特色検査って、どのくらい大事なの?」

多摩高校を志望する中学生・保護者の方から、みやうち塾でもよくいただくご相談です。

多摩高校は、川崎市内の公立高校でトップレベルの進学校です。神奈川県の「学力向上進学重点校」にも指定されていて、毎年たくさんの受験生が集まります。

だからこそ、多摩高校を目指すなら、偏差値だけでなく、

内申・入試当日点・特色検査の3つで、それぞれ何点を目指すのか

まで考えて受験勉強を進めることが大切です。

2027年度入試では、多摩高校の第1次選考は、

内申4:学力検査6:特色検査2

この記事では、多摩高校の合格者平均内申・入試当日点の目安、2027年度の選考基準、特色検査の点数の重み、そして今から取り組むべき対策まで、2026年春の最新データを使って解説します。

多摩高校の基本情報

多摩高校(神奈川県立多摩高等学校)は、川崎市多摩区宿河原にある全日制普通科の県立高校です。

所在地・アクセス

所在地 神奈川県川崎市多摩区宿河原5-14-1
最寄り駅 JR南武線「宿河原駅」徒歩約8分
JR南武線・小田急線「登戸駅」徒歩約18分

南武線の駅から歩けるので、武蔵新城・武蔵中原・武蔵小杉など、中原区からも南武線1本で通学できます。

多摩高校はどんな高校?

多摩高校の大きな特徴は、1コマ70分の授業です。1日5時間の授業で、じっくり考える時間をとるスタイルです。

また、神奈川県の「学力向上進学重点校」に指定されています(現在の指定期間は2024〜2027年度)。重点校は横浜翠嵐・湘南・柏陽・川和などを含む県内8校だけで、川崎市内では多摩高校だけです。

大学合格実績(2026年春)

学校が公表している2026年春の大学合格者数(既卒生を含む)は、次のとおりです。卒業生は278名です。

区分 主な合格者数
国公立大学 合計79名(東京大3・京都大2・一橋大3・東京科学大7・横浜国立大14・東京都立大7など)
早慶上理 早稲田114・慶應義塾40・上智31・東京理科48
GMARCH 明治173・法政86・中央83・青山学院52・立教49・学習院9

※出典:神奈川県立多摩高等学校「進路結果」(2026年)。延べ人数です。

多摩高校の2027年度入試制度

ここは、多摩高校を目指すうえで特に大事なポイントです。

選考 比率
第1次選考(定員の約9割) 内申4:学力検査6:特色検査2
第2次選考(定員の約1割) 学力検査8:主体的に学習に取り組む態度2:特色検査2

学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。県立高校なので学区はなく、神奈川県内のどこからでも受験できます。

新城高校や高津高校(内申5:学力検査5)と比べると、入試当日の点数の比重が大きいのが多摩高校の特徴です。さらに特色検査が加わるので、内申だけでは決まらない入試だといえます。

多摩高校を目指すなら内申点はいくつ必要?

ここが一番気になるところだと思います。

神奈川全県模試の調査をもとに公表されているデータでは、多摩高校の合格者平均内申は次のとおりです。

2026年春 合格者平均内申

124.7/135

(中2:40.3/45、中3:84.4/90)

過去の合格者平均内申を見ると、

  • 2024年春:124.4
  • 2025年春:124.6
  • 2026年春:124.7

と、ほぼ125前後で安定しています。

中3の成績を9教科45点満点に直すと約42点。9教科のうち6教科が「5」、3教科が「4」くらいの成績です。

もちろん、「125なら合格」「120を下回ったら不合格」という意味ではありません。多摩高校は当日点と特色検査の比重が大きいので、内申が平均より低くても、その分を取り返すことができます。

多摩高校の入試当日点は何点くらい必要?

同じく神奈川全県模試の調査では、多摩高校の合格者の学力検査(5教科500点満点)の平均点は次のとおりです。

  • 2024年春:421.2点
  • 2026年春:445.3点

問題の難しさによって、年度ごとに20点以上変わることもあります。それでも、5教科で430〜450点が合格者の平均的な水準です。

1教科あたり86〜90点。多摩高校を第一志望にするなら、模試や過去問で440点以上を安定して取れる状態を目標にしたいところです。

内申・当日点・特色検査、1点の重みはどれくらい?

多摩高校の第1次選考は、内申(135点満点)、学力検査(500点満点)、特色検査(100点満点)をそれぞれ100点満点に直し、4:6:2の比率をかけて合計します(1200点満点)。

この仕組みで、それぞれの1点が入試当日の5教科で何点分になるかを計算しました。

差 入試当日の5教科に換算すると
内申 1点 約2.5点分
内申 5点(中3で通知表2〜3つ分) 約12点分
特色検査 1点 約1.7点分
特色検査 10点 約17点分

ここで見てほしいのは、特色検査の重さです。

特色検査で10点の差がつくと、入試当日の5教科で17点の差がついたのと同じになります。2026年春の合格者の特色検査の平均は約45点(100点満点)といわれていて、得点が大きく割れる検査です。ここで差をつけられるかどうかが、多摩高校の合否を左右します。

内申別|入試当日は何点を目標にすればいい?

2026年春の合格者平均(内申124.7・当日点445.3点)を基準に、特色検査が平均並みだった場合の目標を考えます。

内申 目標とする当日点(5教科)
130前後 430〜450点
125前後 445〜460点
120前後 455〜470点
115前後 470点以上、または特色検査で上積み

ここに書いた点数は「合格ライン」ではありません。2026年春の合格者平均と2027年度の選考比率から出した、学習上の目標です。問題が難しい年は、全体の点数が下がります。

多摩高校の特色検査はどんな検査?

多摩高校の特色検査は「自己表現検査」です。

2027年度入試でも、多摩高校を含む学力向上進学重点校とエントリー校の18校が、共通の問題で特色検査を行います。全員が解く「共通問題」と、学校が指定する「共通選択問題」の組み合わせで、受験生が問題を選ぶことはできません。

解答はマークシートと記述の併用です。教科の知識をもとに、資料を読み取って考えたり、筋道を立てて説明したりする力が問われます。

教科書の問題をたくさん解くだけでは対策しにくい検査なので、過去の問題で形式に慣れておくことが欠かせません。くわしくは「神奈川県 特色検査とは?完全対策ガイド」で解説しています。

※出典:神奈川県教育委員会「学力向上進学重点校および学力向上進学重点校エントリー校における『マークシート方式』による特色検査の実施について」(2026年10月9日更新)

多摩高校は倍率にも注意

多摩高校は、毎年倍率が高い高校です。

年度 実質倍率
2023年春 1.78倍
2024年春 1.54倍
2025年春 1.61倍
2026年春 1.64倍(受検466名・合格279名)

受験した人のうち、およそ5人に2人は不合格になる計算です。しかも、受験生の多くは内申120以上の上位層です。

「合格者平均くらい取れれば大丈夫」ではなく、平均を上回る状態をつくって本番を迎えることが大切です。

多摩高校を目指すなら、いつから何をすればいい?

中学1・2年生

まずは内申を落とさないことです。合格者の中2の内申は平均40.3(45点満点)。9教科のうち4〜5教科は「5」を取っておきたい水準です。

実技4教科も、5教科とまったく同じ重みです。定期テスト、提出物、授業への取り組みを、中1からていねいに積み上げてください。

中学3年生・前期〜夏休み

内申対策と並行して、中1・中2の内容の総復習を終わらせる時期です。多摩高校の合格者は5教科で430点以上を取ります。どの単元でも取りこぼしがない状態を、夏休みのうちにつくっておきたいところです。

中学3年生・後期

川崎市の中学校は二学期制なので、内申は後期中間テストの時点で決まります(くわしくは「中3の内申点はいつまで?」)。

内申が決まったら、過去問と模試で当日点を仕上げます。特色検査の過去問も、この時期から必ず取り入れてください。模試の結果は、「多摩高校まであと何点必要か」を教科と単元まで分けて確認することが大切です。

よくあるご質問

Q. 多摩高校の内申の最低ラインはいくつですか?

合格者の最低点は公表されていません。多摩高校は当日点と特色検査の比重が大きいので、内申が平均(125前後)より低くても合格する生徒はいます。ただし、内申が5点低いと当日点で約12点多く取る必要があるので、低いほど当日の負担は大きくなります。

Q. 内申が足りない場合、多摩高校はあきらめるべきですか?

すぐにあきらめる必要はありません。多摩高校は内申4:学力検査6なので、新城高校のような5:5の高校より、当日点で逆転しやすい入試です。さらに、定員の約1割を決める第2次選考では、通知表の評定(5段階)は使われません。模試の結果と合わせて判断しましょう。くわしくは「内申が取りにくい中学校の特徴と対策」でも解説しています。

Q. 多摩高校と新城高校、どちらを受けるか迷っています。

比率の違いが判断材料になります。内申が高く当日点がやや不安なら、内申の比重が大きい新城高校(5:5)。内申はそこそこでも模試で力が出せているなら、当日点の比重が大きい多摩高校(4:6:2)が向いています。新城高校については「新城高校を目指す中学生へ」で解説しています。

みやうち塾の多摩高校対策

① 内申を取りきる定期テスト対策

多摩高校を目指すなら、内申125前後が目安です。みやうち塾では、学校ごとのテスト範囲に合わせて、定期テスト3週間前から「超勉祭」を行い、9教科の内申を取りにいきます。

② 特色検査まで見すえた入試対策

みやうち塾では、特色検査対策で偏差値77を達成し、神奈川県6位の成績を取った生徒もいます。資料の読み取りや記述など、特色検査ならではの力も、過去問と模試を使って伸ばしていきます。

③ 通い放題で、430点以上に必要な勉強量を確保

5教科で430点以上を取るには、相当な勉強量が必要です。みやうち塾は通い放題なので、「家ではなかなか勉強できない」という中学生も、必要な勉強を塾で完結させられます。

まとめ:多摩高校は「内申125・当日440・特色検査」の3つで考える

  • 2027年度の第1次選考は内申4:学力検査6:特色検査2
  • 合格者平均内申は125前後で安定(2026年春は124.7)
  • 合格者の当日点は5教科430〜450点が目安(2026年春は445.3点)
  • 特色検査10点の差は、当日点の約17点分。合否を左右する
  • 実質倍率は毎年1.5〜1.8倍。平均を上回る状態をつくることが大切

「今の内申で多摩高校を目指せる?」

「入試本番では、あと何点必要?」

そんな疑問があれば、みやうち塾にご相談ください。今の内申・定期テスト・模試の結果をもとに、多摩高校合格までに必要な勉強を一緒に整理します。

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