「中3の内申は40をこえている人が多い」。川和高校をめざす中学生のあいだで、よく聞く言葉です。
実際の数字を見ると、2026年春に合格した人の内申の平均は135点満点で125.4。9教科のほとんどが「5」で、「4」がいくつか混じる水準です。そのうえ入試当日は5教科で平均435点、さらに特色検査「自己表現」もあります。
川和高校の目安は「内申125〜129+当日435〜450点+特色検査」。
2027年度入試は、内申4:学力検査6:特色検査1です。
この記事では、川和高校の内申の基準と合格者の平均、内申別に当日何点を取ればいいか、特色検査の重み、倍率の推移を、グリーンライン沿いに高田教室・日吉教室をもつみやうち塾がまとめました。
川和高校の基本情報
| 正式名称 | 神奈川県立川和高等学校(全日制・普通科) |
|---|---|
| 所在地 | 横浜市都筑区川和町2226-1 |
| アクセス | 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」から徒歩約15分 JR横浜線「中山駅」・東急田園都市線「市が尾駅」からバス |
| 県の指定 | 学力向上進学重点校 |
横浜市の高校ですが、県立高校なので学区はなく、川崎市からも受験できます。在校生の約2割は川崎市から通っているといわれています。港北区の高田駅や日吉駅からはグリーンライン1本で都筑ふれあいの丘駅まで行けます。
川和高校の2027年度入試制度(内申の比率)
神奈川県教育委員会が公表した2027年度の選考基準では、川和高校普通科は次のとおりです。
| 選考 | 内容 |
|---|---|
| 第1次選考(定員の約9割) | 内申4:学力検査6:特色検査1 |
| 特色検査 | 自己表現検査 |
| 重点化 | なし(9教科を同じ重さで計算) |
| 第2次選考(定員の約1割) | 学力検査7:主体的に学習に取り組む態度3:特色検査1 |
※出典:神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準」
内申より入試当日の比重が大きい「4:6」です。第2次選考では「主体的に学習に取り組む態度」の比率が3と、ほかの多くの高校(2)より高めなのも特徴です。毎日の授業への向き合い方が、最後の1割の合否にも関わります。
内申1点・特色検査10点は、当日の何点分?
神奈川県の内申点は、「中2の9教科の評定」+「中3の9教科の評定×2」の135点満点です。第1次選考では、内申・当日の5教科(500点)・特色検査(100点)をそれぞれ100点満点に直し、4:6:1をかけて合計します(1100点満点)。
| 差がつくもの | 当日の5教科に直すと |
|---|---|
| 内申 1点 | 約2.5点 |
| 中3の通知表で「4」を「5」にする(内申2点分) | 約5点 |
| 特色検査 10点 | 約8点 |
内申が5点足りなくても、当日に約12点多く取れば取り返せます。川和高校は当日の得点力で逆転しやすい入試です。ただし、合格者は当日も高い点を取っているので、「当日で取り返す」には1教科90点前後を安定して取れる力が必要になります。
川和高校の内申点の基準・ボーダーは?合格者の平均は?
2026年春に合格した人の平均と、Wもぎの2027年度「合格可能性80%基準値」は次のとおりです。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 合格者の平均内申(中2) | 40.7/45 |
| 合格者の平均内申(中3・2倍した値) | 86.7/90(9教科で約43) |
| 合格者の平均内申(合計) | 125.4/135 |
| 合格者の当日平均点 | 435.1/500 |
| 合格者の特色検査の平均 | 約41/100 |
| 合格可能性80%の基準値(Wもぎ) | 内申129・偏差値68 |
中2の40.7は、9教科で「5」が4つ・「4」が5つくらい。中3はさらに上がって約43で、「5」が7つ・「4」が2つの水準です。中2から中3で、平均して2〜3つ「5」を増やしていることになります。
80%基準値の内申129は、合格者の平均(125.4)より高い数字です。「内申129あれば安心」「125あれば合格」というボーダーではなく、内申125前後で当日435点前後が合格者の真ん中、内申129ならより安全、と読むのがおすすめです。中2の内申の決まり方は中2の内申点は入試に使われる?でくわしく解説しています。
※出典:合格者の平均は神奈川全県模試の調査をもとにしたデータ(2026年春)、Wもぎ 2027年度 合格可能性80%基準値(kanagaku.com 掲載)
内申別|川和高校の当日点は何点を目標にすればいい?
内申と当日点で、「合格者の平均並み」と「80%基準値」に届くには、当日に何点が必要かを計算しました(特色検査は別に考えます)。
| 内申(135点満点) | 合格者の平均並み | 80%基準値 |
|---|---|---|
| 135(オール5) | 約410点 | 約435点 |
| 129 | 約425点 | 約445点 |
| 125 | 約435点 | 約455点 |
| 120 | 約450点 | 約470点 |
| 115 | 約460点 | 約480点 |
| 110 | 約475点 | 約495点 |
これは「合格ライン」ではなく、学習上の目安です。内申120を下回ると、当日に1教科90点以上が必要になり、かなり厳しくなります。まずは内申120以上を確保し、そのうえで当日450点前後を模試で取れる状態をめざしましょう。特色検査で平均(約41点)より10点多く取れれば、当日の約8点分を補えます。
川和高校の特色検査はどんな検査?
川和高校の特色検査は「自己表現検査」です。学力向上進学重点校・エントリー校が共通の問題で行う検査で、教科の枠をこえて、資料を読み取り、考え、書いて伝える力が問われます。
比率は「1」なので、多摩高校(特色検査2)などより重みは小さめです。それでも、合格者の平均が約41点という点数の割れやすい検査で、ここで20点の差がつけば当日の約17点分。当日の5教科で1問、2問を争う入試では、無視できない差です。
過去の問題は県教育委員会のホームページで公開されています。中3の夏休みまでに一度は時間を計って解き、形式に慣れておきましょう。対策の進め方は神奈川県の特色検査とは?完全対策ガイドにまとめています。
川和高校の倍率の推移
| 年度 | 実質倍率(受検者数÷合格者数) |
|---|---|
| 2023年春 | 1.16倍 |
| 2024年春 | 1.20倍 |
| 2025年春 | 1.36倍 |
| 2026年春 | 1.19倍(受検434人・合格359人) |
1.2倍前後の年が多く、2025年春だけ1.36倍に上がりました。数字だけ見ると低く感じますが、受験するのは内申120台・模試の偏差値60台後半の生徒が中心です。倍率が低い年でも、6人に1人ほどは不合格になる、と考えておきましょう。
※出典:神奈川県教育委員会の入学者選抜の実施結果をもとにしたデータ
川和高校をめざすなら、学年ごとに何をする?
中学1・2年生
中2の学年末で、内申40以上(「5」が4つ以上、あとはすべて「4」)を目標にしましょう。重点化のない高校なので、実技4教科も5教科と同じ重さです。定期テストの筆記と提出物で、実技の「4」を「5」に上げにいくことが、いちばん確実な内申の上げ方です。
中学3年生・前期〜夏休み
中3の9教科で43前後が合格者の平均です。前期の定期テストで「5」を増やしながら、夏休みは中1・中2の総復習を終わらせます。当日450点は1教科90点。苦手教科を80点台に引き上げることが、合格への近道です。特色検査の過去問にも、夏のうちに一度ふれておきましょう。
中学3年生・後期
川崎市の中学校は二学期制なので、内申は後期中間テストの時点で決まります(中3の内申点はいつまで?)。テストまでは定期テストを優先し、終わったら過去問と模試で当日点を仕上げます。2027年度の学力検査は2月16日(火)、特色検査は2月16日〜18日に行われます。
よくあるご質問
Q. 川和高校は内申が低くても逆転できますか?
当日の比重が大きい「4:6」なので、ほかの高校より逆転はしやすい入試です。ただ、内申115なら合格者の平均並みでも当日約460点、内申110なら約475点が必要です。まずは内申を120以上にのせ、当日の目標を450点前後に下げるのが現実的な作戦です。
Q. 川和高校の合格ライン・合格最低点は公表されていますか?
合格最低点は公表されていません。この記事の「合格者の平均」は模試の調査、「80%基準値」は模試会社の予想です。どちらも目安なので、模試を何回か受けて、自分の位置が平均や基準値のどのあたりにあるかを確かめていきましょう。
Q. 川和高校と多摩高校・市ケ尾高校で迷っています。
Wもぎ 2027年度の合格可能性80%基準値と比率を比べると、次のとおりです。
- 川和:内申129・偏差値68(4:6:特色1)
- 多摩:内申126・偏差値68(4:6:特色2)
- 市ケ尾:内申114・偏差値61(5:5、実技の重点化あり)
多摩高校は特色検査の重みが川和の2倍です。書くことが得意なら多摩、5教科の得点力で勝負したいなら川和、という見方もできます。それぞれ多摩高校の記事、市ケ尾高校の記事でくわしく解説しています。
みやうち塾の川和高校対策
グリーンライン沿いに高田教室・日吉教室
みやうち塾の高田教室(港北区高田西)と日吉教室は、川和高校の最寄り駅につながるグリーンライン沿いにあります。宮前平教室・溝の口教室など、川崎市内の教室からも川和高校をめざせます。
定期テストで「5」を取りにいく
川和高校の合格者は、中3で9教科のほとんどが「5」です。定期テストの3週間前からの「超勉祭」では、学校ごとの試験範囲に合わせて5教科と実技4教科の筆記テストまで対策し、範囲のカバー率と正答率を数字で確かめながら仕上げます。
通い放題で、当日450点の得点力をつくる
みやうち塾は宿題なし・通い放題。週4回以上通う生徒が基本で、演習も解き直しも塾の中で進めます。全県模試で自分の位置を確かめながら、特色検査の対策も早めに始めます。これまでに、特色検査の対策で偏差値77・県内6位をとった生徒もいます。
川和高校の目安をおさらい
- 2027年度は内申4:学力検査6:特色検査1、重点化なし
- 合格者の平均は内申125.4・当日435.1点、特色検査は約41点(2026年春)
- 80%基準値は内申129・偏差値68。当日は445点前後が目安
- 内申1点は当日の約2.5点分、特色検査10点は約8点分
- 実質倍率は1.16→1.20→1.36→1.19倍
「今の内申だと、当日あと何点?」「特色検査はいつから始めればいい?」。気になったら、通知表と模試の結果を持って、みやうち塾にご相談ください。