全国に33,000あるといわれる学習塾。塾に通っている生徒は数多くいますが、「塾を本当に使いこなせている人」は意外と少ないかもしれません。では、どうすれば塾を最大限に活用できるのか。その答えを探るために、まず「塾とは何か」から考えてみましょう。
塾が提供しているサービスは「成績アップ」。これは間違いありません。ですが、その成績の伸び方には塾によって大きな差があります。その差はなぜ生まれるのか――答えは「カリキュラム」「システム」「人」の3つにあると、私たちは考えています。
カリキュラムとは「何を教えるか」
カリキュラムは単に「英語」「数学」といった教科名ではなく、「その教科のどのような力を育てるか」に関する設計図です。
塾の指導方針や目標が最も色濃く反映される部分でもあります。
みやうち塾の教科ごとのゴール
- 英語
- 文構造理解を重視。フォニックス→品詞→チャンク読みを通して、日本語との違いを理解しながら本質を学びます。
- 数学
- 定義や定理を暗記ではなく「概念」として捉え、論理的に思考できるようにします。
- 国語
- 概念力と構文力を身につけ、要約力・説明力・読解力を育てます。
- 理科
- 高校範囲の背景知識も含めてストーリーで学び、根本理解を目指します。
- 社会:地理
- 地域ごとの普遍性と差異を捉える力を育成
- 社会:歴史
- 年号ではなく「物語」として理解
- 社会:公民
- 法律や政治経済を構造的に理解
このように、単に知識を教えるのではなく、「なぜそうなるのか」を理解し、応用できる力を育てるカリキュラムを構築しています。
システムとは「どう教えるか」
良いカリキュラムも、適切な方法で伝えなければ意味がありません。
その“伝え方”にあたるのが「システム」です。限られた時間と予算の中で、どのように効率よく指導するか。ここが塾によって大きく異なります。
主な3つの指導スタイル
集団指導
1人の講師が複数人を同時に指導。効率は良いが、理解度に差が出やすい。価格が比較的安価なのが特徴。
個別指導
生徒1人ひとりに合わせた指導。理解度は高まりやすいが、コストが高くなりやすく、講師の質のばらつきも課題。
自立型学習
教材を軸に自分の力で学び、講師はサポート役にまわるスタイル。講師依存を防ぎ、学習の本質的な力を育てる。
どのスタイルが良いのか?
この問いに対して、私たちは「状況に応じて使い分けるのがベスト」と考えています。生徒の学力、性格、目標に応じて最適な指導スタイルは異なります。大切なのは「合っているかどうか」を見極めることです。
次に重要になるのは、「どの場面で何を選ぶべきか」を見極めるための指針です。
生徒学習モデルとは
学力を伸ばすためには、「何を」「どうやって」学ぶかだけでなく、「どの段階で何をするか」が非常に重要です。
みやうち塾では、生徒一人ひとりの成長段階を3つのフェーズに分けて捉え、段階ごとに最適な指導を行っています。これを「生徒学習モデル」と呼んでいます。
導入フェーズつまずきやすい“最初の壁”
新しい単元に出会ったとき、まず必要なのは「全体像をつかむこと」です。この段階を「導入」と定義します。
教材を読んで理解する生徒もいれば、講義や授業でつかむ生徒もいますが、目的は共通しています。
この段階が最も難しく、学習のつまずきが生まれやすいところでもあります。
わからないまま次に進めば、後の理解や演習がすべて曖昧になってしまいます。
演習フェーズ理解から“できる”へ
単元の概要が理解できたら、それを自分の力に変えるための練習が必要です。
このフェーズでは、問題演習や解説、他者への説明を通じて、インプットした知識をアウトプットしていきます。
「わかったつもり」から「本当に使える力」へと定着させるには、この演習量が不可欠です。
フィードバックフェーズ“自分の学び”を客観視する
演習をしても、それが本当に定着しているかどうかは、自分だけでは判断が難しいものです。
この段階では、テストや口頭確認、学習時間の記録などを通して、学習内容を可視化し、必要に応じて軌道修正を行います。
また、今の学習が目標に向かって適切なのかも、プロの視点で評価していきます。
指導スタイルとの相性
学習のフェーズごとに、適した指導スタイルも異なります。
下記は各フェーズと指導スタイルの相性をまとめたものです。

個別指導はすべての段階で高い効果を持ちますが、費用や講師の質に左右されやすい点もあります。
コストパフォーマンスを考慮すると、導入は集団、演習は自立が非常に有効であるケースも多いです。
みやうち塾の指導スタイル
みやうち塾では、3つのフェーズすべてをカバーできる柔軟なシステムを採用しています。
1年生:26,400円/月、2年生:29,700円/月、3年生:33,000円/月の定額制で、毎日通塾可能。
英・数・国・理・社の5教科に対応し、導入からフィードバックまでを一貫して指導します。
週3回通塾を基本に
いつでも来られる自由度の高い塾ですが、学習効果を最大限にするために、基本的には週3回の通塾を推奨しています。
その中で5教科すべてを計画的に進めていきます。
成績アップの土台を築く
導入では「わかる」ように
演習では「できる」ように
フィードバックでは「正しい道を選べる」ように
このサイクルを繰り返すことで、確かな学力を身につけることができます。
みやうち塾では、各フェーズで生徒の状態をしっかり見極め、最適な方法で支援を行っています。
みやうち塾のルールと学習の基本方針
みやうち塾では、生徒の学力向上と目標達成のために、日々の学習姿勢を非常に大切にしています。
その中でも、すべての学習の土台として意識してほしい3つの考え方があります。
これを「みやうち塾の3原則」として、すべての塾生に徹底してもらっています。
学校の先取りを意識する
定期テストで結果を出すためには、学校の授業に追いつくだけでは足りません。
塾では常に学校の進度より一歩先を学び、余裕をもって復習や演習ができる状態を目指します。
「先取りで予習し、学校で復習する」この学習サイクルを習慣化することが、着実な得点力アップにつながります。
アウトプット重視の学習を
知識をただ理解するだけでは、テストで点は取れません。
「わかったつもり」で終わらせず、演習や問題への解答を通じて、理解した内容をしっかりと定着させる必要があります。
どの教材をどれだけ演習すべきかは個別に指示しますので、まずは学習量の確保を最優先に。
迷ったら、とにかく塾に来てください。毎日の積み重ねが、やがて大きな力となります。
原理からの理解を大切に
公式や用語を「なんとなく」で覚えても、本質的な理解にはつながりません。
例えば、関数とは何か? be動詞とは何を表すものか?そういった原理的な理解が、応用力につながっていきます。
「なぜその答えになるのか」を自分の言葉で説明できるようになることが、学力アップの核心です。
みやうち塾を効果的に使うためのルール
学習効果を最大限に引き出すためには、以下のルールを意識して通塾してください。
週3回は必ず来ましょう
毎日通ってもOKなみやうち塾ですが、学習計画の安定のためには「週3回以上の通塾」が理想です。
英語と数学を軸に、理科・社会・国語も含めて、効率よく進めていきます。
やるべきことは必ずこなす
授業を聞いただけでは成績は上がりません。理解を定着させるために必要な課題や演習は、すべて指示します。
「わからない」は成長のチャンス。迷ったらすぐに質問してください。
チェックテストで学習の成果を数値化する
感覚だけで「できるようになった」と思っても、それが本当かはわかりません。
みやうち塾では、理解度を確認するチェックテストを通じて、実力の可視化と軌道修正を行います。
学習時間の記録も含めて、計画的な学習ができているかをしっかり確認していきます。
人がすべてを変える──講師の力
どんなに優れたカリキュラムやシステムがあっても、それを実行する「人」がいなければ意味がありません。
みやうち塾では、ティーチングスキルとコーチングスキルを備えた講師が、一人ひとりの生徒に責任をもって指導します。
プロの指導と仕組みの力を最大限活かして、志望校合格へと導きます。

学力向上の鍵は「人」講師の力がすべてを決める
いくら優れたカリキュラムや効率的な学習システムが整っていても、それを実行する「人」が伴っていなければ、成果は得られません。
生徒一人ひとりの成長を導き、理想の学習環境を現実に変えていくのは、他でもない“現場の講師”です。
みやうち塾では、どれだけ精緻に設計された指導方針やカリキュラムがあっても、それを支える講師の質が結果を左右すると考えています。
「伝える力」と「支える力」の両方を備えていること。それが、みやうち塾の講師に求められる条件です。
一緒に
目標達成を
みやうち塾では、生徒の志望校合格という明確なゴールに向けて、プロの講師陣が全力でサポートします。
学力の向上だけでなく、学習習慣や思考力まで育てていく。そんな総合力をもって、「できるようになる実感」を提供します。
さあ、みやうち塾で、本気の学びを始めましょう。